世界有数のレモンの名産地シチリア島。弊社で取り扱っておりますレモン、ライムは全てこのシチリア島で生まれました。

実にイタリアで消費されるレモンの内、7割がシチリア島でとれたものだと言われております。

このシチリア島。なぜ有数の産地となっているのか、皆さんご存じでしょうか?

今回のコラムではその秘密をお伝えさせていただきます。

名産地の秘密は地中海性気候!

シチリア島がレモンの名産地として、名高い秘密の一つはその気候にあります。

それは地中海性気候!

特徴として、夏は高温で乾燥し、冬は温暖な気候で少しの雨が降るという気候です。

レモンは寒さにとても弱い植物です。最低気温が-2℃を下回る場合、葉がすべて落ちてしまい最悪の場合枯れてしまうことがあります。

地中海性気候では、その心配はありません。

冬の平均気温はおよそ10℃前後。最低気温も滅多なことが無ければ0℃を下回ることはほぼありません。この気候のおかげで、レモンにとって過ごしやすい気温が常に維持されているのです。

一方で、夏は雨が降らないため大変乾燥する地域でもあります。そのため、一般的な作物を育てるためには水不足が起きやすい地域でもあります。

しかしレモンは乾燥に強いというもう一つの特徴があります!栽培時にも水をやりすぎてしまうと根腐れを起こしてしまうほど、水やりが難しいレモン。地中海性気候は雨が少ない地域なのですが、かえってレモンにとって、都合の良い環境になっているのです。

夏は暑くカラリとした風土、冬は暖かく優しく雨が降るこの地域だからこそ、品質の良いレモンが収穫できるのです。

いかがでしたでしょうか?レモンにとって、シチリア島という環境が如何に適しているかご紹介させていただきました。ちなみにこの穏やかな気候から、地中海は夏のバケーションで多くの人が立ち寄る観光地としても発展しています。イタリアの太陽をたっぷり浴びながら爽やかなレモンのシャーベットを口にする。そんな日を過ごせたら何よりも幸せだろうなと、思いながらこのコラムを閉めさせていただきます。

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